このページでは、ギターをやるには欠かせないテクニックをカンタンに、
   ご説明します。ギタープレイに関してわからない事があれば、
   このページをご活用ください。
   尚、奏法名の横にある( )の中の言葉は譜面中の記号です。

    

奏法名 説明
ハンマリング・オン(H)
ある音をピッキングした後に、フィンガリング(左手)の指で、同じ弦上の次のポジションを叩くように押えて音を出す奏法。ピッキングはしない。

プリング・オフ(P)
押弦していた指をハジくように外して、同じ弦上の次の音を出す奏法。ピッキングはしない。

1音チョーキング(cho.)
押えている弦を押し上げる(引き下げる)ことによって、音程を1音(フレット2つ分)高くする奏法。

半音チョーキング(H.C.)
チョーキングによって音程を半音(フレット1つ分)高くする奏法。

1音半チョーキング(1H.C.)
チョーキングによって、音程を1音半(フレット3つ分)高くする奏法。

2音チョーキング(2C)
チョーキングによって、音程を2音(フレット4つ分)高くする奏法。

クォーター・チョーキング(Q.C.)
半音に満たないブルージィなエモーショナル・チョーキング。1/4音(クォーター)にとらわれず、音程を崩して止めるという感じで弾くとよい。

ポルタメント・チョーキング(port.cho.)
音符の長さいっぱいの時間をかけて、ゆっくりとチョーキングする奏法。タメをきかせたフレーズによく用いられる。

チョーク・アップ(U)
あらかじめチョーキングしたのちピッキングする奏法。弦を引き上げる過程の音はいらない。

チョーク・ダウン(C.D.)
チョーキングした弦をピッキングした後、下げてもとに戻す。1音はチョーク・ダウン。半音の場合はハーフ・ダウンと呼ぶ。

ハーモナイズド・チョーキング(cho.)
チョーキングする弦としない別の弦を鳴らし、ハーモニー(和音)を作る奏法。記譜上は普通のチョーキングと同じ。

ユニゾン・チョーキング(cho.)
チョーキングする弦としない別の弦を鳴らしたとき、2音がユニゾン(同じ音程)になる奏法。

ダブル・ベンド(cho.)
2本以上の弦を同時にチョーキングする奏法。弦ごとに音程変化が異なる場合はそれぞれの過程が示される。

ビブラート( ~~~ ) 押弦している指を上下(または左右)に細かく動かして音程を揺らす奏法。トレモロ・アームによるものはアーミング・ビブラートという。

トリル( tr )
ハンマリングとプリングを素早く繰り返す奏法。単に”tr”とだけ表記されている場合、速さや回数は特にきまっていない。

スライド(S)
あるフレットから弦を押えたまま指を滑らせて、他のフレットへ移動させ、違った音の高さにする奏法。

グリス(g)
奏法的にはスライドと同じ。始まりか終わりの音が特定できない場合はこの表記を用いる。

ミュート(M、Mute)
右手の横腹をブリッジ付近で弦に軽く触れるように乗せる。弦振動の余韻を消し、弾むようなアタック感をつける奏法。

ブラッシング(X)
左手の指を軽く弦に触れたままピッキングし、パーカッシブな音を出す奏法。

ハーモニクス(Harm.)
フレットの真上で弦に軽く指を触れ、ピッキング後素早く指を離して倍音を出す奏法。ハーモニクスの出るフレットは限られている。